弘前城にまつわる3択クイズ26問

弘前城 クイズ

「弘前城」に関する3択クイズを26問ご用意しました。

各問の後に「答え」と「解説」を付けています。ぜひお楽しみください。

1. 弘前城の読み方はどれでしょうか?

  1. ひるまえじょう
  2. ひろさきじょう
  3. ひろまえじょう
答え:2. ひろさきじょう
解説: 「弘前城」は「ひろさきじょう」と読みます。青森県弘前市にある城で、東北地方を代表する名城の一つです。

2. 弘前城を英語で表記するとどうなるでしょうか?

  1. Hirosaki Castle
  2. Hirozaki Palace
  3. Hiroshige Castle
答え:1. Hirosaki Castle
解説: 弘前城は英語で「Hirosaki Castle」と書きます。海外からの観光客向けの案内表記などでも、この呼称が一般的に使われます。

3. 弘前城は江戸時代にどの藩の藩主が居城としていたでしょうか?

  1. 津軽氏
  2. 伊達氏
  3. 南部氏
答え:1. 津軽氏
解説: 弘前藩の藩主・津軽氏が弘前城を治めていました。初代・津軽為信(ためのぶ)が豊臣秀吉や徳川家康に仕えて領地を増やし、後に弘前藩の基礎を築きます。

4. 弘前城が建てられた主な目的は何でしょうか?

  1. 城下で朝市を開くため
  2. 津軽地域を統治・防衛するため
  3. 将軍の隠居先として利用するため
答え:2. 津軽地域を統治・防衛するため
解説: 津軽為信・信枚(のぶひら)らが、津軽地方をより安定的に治める拠点として弘前城を築城しました。

5. 初代の弘前城天守(五層五階)が焼失した原因は何でしょうか?

  1. 台風の影響
  2. 落雷による火災
  3. 戦火による炎上
答え:2. 落雷による火災
解説: 1627年(寛永4年)に落雷が天守にあった鯱(しゃちほこ)を直撃し、火薬庫に引火したことで五重天守は焼失しました。

6. 現在の弘前城天守の構造はどうなっているでしょうか?

  1. 五層五階
  2. 三層三階
  3. 二層二階
答え:2. 三層三階
解説: 1627年に焼失した後、1810年(文化7年)に辰巳櫓(たつみやぐら)を改修して現在の三層三階天守が再建されました。

7. 弘前城の別名として正しいものはどれでしょうか?

  1. 鷹岡城(たかおかじょう)
  2. 八甲田城(はっこうだじょう)
  3. 鶴ヶ城(つるがじょう)
答え:1. 鷹岡城(たかおかじょう)
解説: 弘前城はかつて「鷹岡城(高岡城)」と呼ばれていました。落雷による天守焼失後、縁起を担いで「弘前城」に改称したともいわれています。

8. 弘前城の縄張(城の配置)は主にどの形式を採用しているでしょうか?

  1. 輪郭式
  2. 梯郭式(ていかくしき)
  3. 方形式
答え:2. 梯郭式(ていかくしき)
解説: 弘前城は平山城で、本丸・二の丸・三の丸などを段々に配置する「梯郭式」が用いられています。さらに惣構(そうがまえ)と呼ばれる防御構造で城下全体を守っていました。

9. 弘前城が国の重要文化財に指定されている理由として最も適切なのはどれでしょうか?

  1. 近代建築の代表例だから
  2. 江戸時代の城郭建築が現存しているから
  3. コンクリート製で耐震性が高いから
答え:2. 江戸時代の城郭建築が現存しているから
解説: 天守や櫓、門など合計8棟が江戸時代の姿を保つ貴重な遺構として国の重要文化財に指定されています。

10. 現在の弘前城天守を含め、日本に現存する天守を持つ城は全部でいくつでしょうか?

  1. 5城
  2. 8城
  3. 12城
答え:3. 12城
解説: 弘前城を含め、全国に12か所「現存天守」があります。姫路城や松本城、松江城などが有名です。

11. 弘前城がライトアップされることで有名な季節のイベントはどれでしょうか?

  1. 弘前さくらまつり
  2. 弘前ねぶた祭り
  3. 弘前ねぷたまつり
答え:1. 弘前さくらまつり
解説: 弘前城周辺は桜の名所として全国的に有名で、開花シーズンには夜間ライトアップも行われます。約2,600本もの桜が咲き誇る姿は圧巻です。

12. 弘前城の「本丸」と「二の丸」を仕切る際に使われている城門形式は何でしょうか?

  1. 楼門
  2. 櫓門
  3. 門が存在しない
答え:2. 櫓門
解説: 二の丸南門や東門などに代表されるように、城門の上に櫓を備える「櫓門」が採用されています。防御の要となる重要な構造です。

13. 弘前城に現存する三つの櫓はそれぞれ何と呼ばれているでしょうか?

  1. 丑寅櫓、辰巳櫓、未申櫓
  2. 東櫓、西櫓、北櫓
  3. 三重櫓、二重櫓、渡櫓
答え:1. 丑寅櫓、辰巳櫓、未申櫓
解説: いずれも方位を示す干支(えと)に由来した名前が付いており、二の丸を守る重要な櫓として国の重要文化財に指定されています。

14. 弘前城の亀甲門(北門)は、かつてどの城から移築されたと伝わるでしょうか?

  1. 大光寺城
  2. 九戸城
  3. 根城
答え:1. 大光寺城
解説: 亀甲門は「大光寺城」から移築されたといわれています。その門には矢傷跡も残っており、戦火の痕跡を伝える貴重な遺構です。

15. 幕末のころ、弘前城に「天守」が再建された背景として最も関係が深いのはどれでしょうか?

  1. 維新後に将軍家の別邸とする計画があった
  2. 幕府から外敵防備を強化するよう命じられた
  3. 大火事で城の他の建物が焼失したため
答え:2. 幕府から外敵防備を強化するよう命じられた
解説: ロシア船など異国船の接近に対応し、北方警備を担うために弘前藩の防衛強化策の一環として再建が許可されました。

16. 1895年(明治28年)に弘前城はどのように活用されるようになったでしょうか?

  1. 現代的な商業施設として利用
  2. 弘前公園として一般公開
  3. 完全に破却され廃墟になった
答え:2. 弘前公園として一般公開
解説: 廃城令で取り壊しの危機もありましたが、津軽家が公園として活用したいと願い出て認められ、弘前公園として市民に開放されました。

17. 弘前城の天守を移動させて石垣を修復する工事で使われた技術は何でしょうか?

  1. 飛行機で空輸する工法
  2. クレーンで吊り上げる工法
  3. 曳家(ひきや)工法
答え:3. 曳家(ひきや)工法
解説: 老朽化した天守台石垣を修復するため、天守をレールの上で少しずつ移動させる「曳家工法」が実施されました。貴重な伝統技術です。

18. 弘前城の桜が特に多く植えられているエリアはどこでしょうか?

  1. 天守内部
  2. 二の丸や外堀周辺
  3. 石垣の上
答え:2. 二の丸や外堀周辺
解説: 二の丸や外堀沿いに美しい桜並木が広がり、毎年春には約2,600本もの桜が咲き誇ります。「日本三大桜名所」の一つとして知られています。

19. 弘前城の築城を開始した初代藩主・津軽為信は元々どの氏族に仕えていたとされるでしょうか?

  1. 武田氏
  2. 南部氏
  3. 伊達氏
答え:2. 南部氏
解説: 津軽為信はもともと南部氏に仕えていましたが、独立して津軽地方を制圧し、豊臣秀吉・徳川家康に取り入って大名としての地位を確立します。

20. 弘前城の天守の屋根は豪雪に耐えるため、どのような葺き方が採用されているでしょうか?

  1. 茅葺き(かやぶき)
  2. 銅瓦葺き(どうかわらぶき)
  3. 素瓦葺き
答え:2. 銅瓦葺き(どうかわらぶき)
解説: 雪の重みや寒さにも耐えられるよう、銅板の瓦が採用されています。東北特有の気候に合わせた工夫です。

21. 現在の弘前城天守は、焼失した五層天守の代わりに何を改修して建てられたでしょうか?

  1. 大手門
  2. 辰巳櫓
  3. 追手門
答え:2. 辰巳櫓
解説: 1810年に本丸の辰巳櫓を改修・拡張して三層天守としたものが、現在に残る弘前城の天守です。

22. 弘前城の石垣下には、築城当時の何が残されている可能性があるといわれているでしょうか?

  1. 地下迷路
  2. 焼失した五層天守の石材
  3. 津軽為信の埋蔵金
答え:2. 焼失した五層天守の石材
解説: 焼失後に解体されて埋められた石材や、当時の石垣の痕跡などが地下に残っている可能性が指摘されています。

23. 弘前城の城門のうち「追手門」は現在、城のどの位置で使われていますか?

  1. 正門(表玄関)
  2. 裏門(裏玄関)
  3. 使用されていない
答え:1. 正門(表玄関)
解説: 亀甲門(北門)が築城当初は正門とされていた可能性もありますが、現在では追手門がメインの正門扱いとなっています。

24. 弘前城にある「丑寅櫓(うしとらやぐら)」などの櫓には、どのような防御設備が設けられているでしょうか?

  1. 仕掛け落とし穴
  2. 石落としや鉄砲狭間
  3. 鎖で門をつなぎ止める設備
答え:2. 石落としや鉄砲狭間
解説: 櫓には敵を攻撃・監視するための鉄砲狭間や石落としが設けられ、城攻めへの備えを強化していました。

25. 弘前城の園内には、どのような施設が整備されているでしょうか?

  1. オフィスビルや高層ホテル
  2. 植物園や史料館などの文化施設
  3. 自動車サーキット場
答え:2. 植物園や史料館などの文化施設
解説: 広大な弘前公園内には弘前城植物園、史料館、武器庫跡などが整備され、観光や学習の場として活用されています。

26. 弘前城の天守内部はどのように利用されているでしょうか?

  1. 当時の藩主が現在も住んでいる
  2. 現代アートギャラリー
  3. 史料館として公開されている
答え:3. 史料館として公開されている
解説: 天守内には津軽藩の歴史や武具、古文書などが展示されており、弘前城の成り立ちや津軽家の歩みを学ぶことができます。

まとめ

これらのクイズを通じて、弘前城の歴史や建築的特徴、四季折々の魅力などに触れていただければ幸いです。

もし機会があれば、ぜひ現地に足を運んでみてください。

江戸時代の名残をとどめる天守と、豊かな自然に彩られた弘前公園の風景を堪能できますよ。

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