PCゲームをプレイしていると、いざフルスクリーンから戻りたいと思ったときに、なかなか解除できなかったり、デスクトップに移動できなかったりして困った経験はないでしょうか。
特にオンラインゲームの場合は、チャットや別のアプリと素早く行き来したいのに操作が複雑でストレスを感じることもあります。
この記事では、PCゲームでフルスクリーンを解除する具体的な手順や、ウィンドウモードへの切り替え方、さらに解除後の画面サイズ調整まで、細かなポイントをわかりやすく解説しています。
・オンラインゲームをプレイしながらデスクトップ操作をスムーズに行う方法
・フルスクリーン解除後に画面サイズが合わない場合の対処法
・Windows11やSteamでの独自のフルスクリーン解除・調整方法
PCゲームのフルスクリーンを解除する基本方法
PCゲームをプレイしていて、思わぬタイミングでフルスクリーンから抜け出せなくなるケースは少なくありません。
操作を誤ってデスクトップに戻れなくなると不便なので、まずは基本的な解除手順を押さえておくことが重要です。
キーボードショートカットを使った解除手順
多くのPCゲームは、キーボードの特定のキーを使うことでフルスクリーンの切り替えを行えます。
代表的なのは「Alt+Enter」で、フルスクリーンとウィンドウモードを瞬時に切り替える仕組みを持つゲームが多いです。
ただし、タイトルによっては「F11」や「Escキー」など別のキーが割り当てられている場合もあります。
ショートカットが使えるゲームなら、画面が固まったと感じたときでも素早く解除しやすく、複数のウィンドウを同時に使いたい場面でも便利です。
もし反応がない場合は、キー設定や公式マニュアルを確認することで混乱を防げます。
ゲーム内設定からのフルスクリーン解除
ゲームタイトルによっては、設定メニュー内でフルスクリーンやウィンドウモードなどを切り替えられる項目が用意されています。
オプションやビデオ設定などの項目で「ウィンドウモード」や「ボーダーレスウィンドウ」を選択すると、フルスクリーンのまま固まってしまうトラブルを予防しやすくなります。
ゲームによっては適用すると一度再起動が必要な場合もあるので、設定画面で変更後に再度タイトルに入り直して動作を確認するのがおすすめです。
オンラインゲームでフルスクリーンを解除しながらデスクトップに戻る方法
オンラインゲームでは、プレイ中にチャットやブラウザを開きたい場面もあるため、フルスクリーンを解除してデスクトップに素早く戻る操作が必要になることがあります。
サーバーに接続したままでも快適に切り替えるための方法を把握しておくと便利です。
Alt+Tabを活用した切り替えのコツ
Windowsで複数のアプリケーションを切り替える際の定番ショートカットである「Alt+Tab」は、フルスクリーンのオンラインゲームでも動作することがあります。
この組み合わせを押し続けると、起動しているアプリ一覧が表示されるので、切り替えたいアプリケーションに焦点を移すことでデスクトップを表示しやすくなります。
ただし、高負荷のオンラインゲームの場合は切り替わりが遅いケースもあるため、サーバーとの接続が不安定にならないよう周辺アプリを最小限にするなど工夫するとスムーズです。
一時的にウィンドウモードへ変更する手順
オンラインゲームで頻繁にデスクトップを行き来するなら、ゲーム設定をウィンドウモードにしておくと負荷を軽減しながら素早く戻ることができます。
フルスクリーン専用のタイトルでなければ、設定画面やランチャーでウィンドウモードを選択すれば、ゲームが継続中でも画面を縮小して他のアプリケーションにアクセスしやすくなります。
フルスクリーンの迫力と快適な切り替えを両立させたい場合は、ボーダーレスウィンドウを選ぶとゲーム画面全体を広く使いつつタスク切り替えも滑らかに行えます。
フルスクリーン解除後に画面サイズが合わないときの対処法
フルスクリーンを解除してウィンドウモードにしたところ、UIや画面の配置が崩れて操作しづらくなることがあります。
特に、解像度がゲームに最適化されていない場合は文字が読みにくくなったり、ボタンが見切れるトラブルが起きるため、適切な調整が欠かせません。
UIやボタンが隠れてしまった場合の対処
ウィンドウモードに切り替えた際にUIやボタンが隠れてしまうと、設定画面にたどり着きづらくなります。
そのような場合は、Windowsの画面端をドラッグしてウィンドウサイズを少しずつ変更し、UIが収まる位置に調整します。
一部のゲームでは、フルスクリーンからウィンドウに切り替えた直後にウィンドウサイズが固定されるケースがあります。
ですが、Alt+Enterで再度フルスクリーンとウィンドウを行き来してリセットする方法や、ゲーム内ビデオオプションで別の画面解像度を試すことでレイアウトが正常に戻る場合があります。
解像度設定の見直しで画面を最適化する
ウィンドウモードにしても解像度がゲーム推奨より高すぎたり低すぎたりすると、表示が小さくなったり画質が荒くなって操作性が損なわれます。
その場合は、PCのデスクトップ解像度とゲーム内設定の解像度を近い値にそろえることで、拡大縮小によるズレを最小限にできます。
必要に応じて、Windowsのディスプレイ設定からスケーリングの値を調整し、文字やUIが見づらくないかを確認すると快適なプレイ環境に近づきやすいです。
Windows11でフルスクリーンのゲームを終了するには
Windows11でゲームを起動していると、特定のショートカットや画面操作がWindows10から変化している点に戸惑う人もいます。
フルスクリーンの状態でゲームを完全に終了したい場合に役立つ方法を紹介します。
Windows標準ショートカットを使った終了方法
多くのゲームでは「Alt+F4」を押すと直接終了を試みることができます。
フルスクリーンで応答がなくなったときも、このショートカットでゲームを閉じられる可能性がありますが、オンラインゲームではサーバーとの切断処理が走るため、急に接続が切れるとデータに影響するケースがある点には注意が必要です。
加えて、Windows11の「Windowsキー+X」からデスクトップを経由し、右クリックメニューなどで終了を選ぶ方法もありますが、ゲームによっては操作が受け付けられない場合もあるため、まずはAlt+F4を試してみるほうが確実です。
タスクマネージャーを使う強制終了の手順
緊急時にはタスクマネージャーを使った強制終了が最終手段となります。
Windows11であれば「Ctrl+Shift+Esc」でタスクマネージャーを開き、プロセス一覧から該当のゲームを探して右クリックし、「タスクの終了」を選択すると即座にゲームを閉じられます。
これで反応がまったくなくなったゲームでも終了できることが多いです。
ですが、オンラインゲームの場合は途中退出扱いになってペナルティが課せられる可能性があるため、念のためオートセーブがあるかや再接続が可能かを確認しておくと安心です。
Steamゲームでフルスクリーンを解除・調整する方法
PCゲームといえばSteamを利用しているユーザーも多いですが、Steamのゲームでは特有の起動オプションを使うことで、フルスクリーンの調整がしやすくなっています。
ゲームを再起動する手間を最小限に抑えてウィンドウモードを指定する方法を押さえておくと便利です。
起動オプション設定でウィンドウモードを指定する
Steamライブラリで対象のゲームを右クリックし、プロパティを開くと「起動オプション」を入力できる欄があります。
ここに「-windowed」や「-w」などのコマンドを加えると、ゲームをウィンドウモードで立ち上げるよう指定できます。
同様に「-fullscreen」を外すことで、フルスクリーンを回避できます。
ゲームによってコマンドが異なる場合もあるため、公式のガイドやコミュニティハブの情報を確認しながら設定するのが確実です。
これにより、ゲーム開始時からフルスクリーンではなくなるため、デスクトップへの切り替えがスムーズになります。
画面サイズが合わない場合の解像度変更
Steamゲームでフルスクリーンを解除した際、画面サイズが合わない場合には、ゲーム内のビデオ設定から解像度を変更するか、起動オプションで解像度を指定する方法があります。
「-resx 1920 -resy 1080」などの形で横幅と縦幅を入力することで、あらかじめウィンドウサイズを指定することが可能です。
ただし、ゲームによっては解像度設定をコマンドラインで受け付けないものもあるため、設定メニューから調整するほうが確実です。
自分のディスプレイ解像度に合わせて数値を変更すると、余白やはみ出しがなくなり、ストレスなくゲームを進行できます。
まとめ
PCゲームのフルスクリーンを解除するには、まずは「Alt+Enter」やゲーム内設定など、基本的なショートカットや設定画面を確認しておくことが大切です。
オンラインゲームの場合は、ウィンドウモードやボーダーレスウィンドウを活用することで、デスクトップや他のアプリに素早くアクセスしやすくなります。
フルスクリーンを解除して画面サイズが合わない場合には、解像度設定を見直すことでUIやボタンの配置を最適化できます。
さらに、Windows11やSteamでは特有の方法や起動オプションを使ってフルスクリーンの解除・終了を行いやすいので、自分のプレイ環境に合った手段を選ぶとトラブルを最小限に抑えられます。
これらのポイントを把握しておけば、PCゲームとデスクトップ作業を両立しながら、快適にプレイできるでしょう。